インテリア相談のモニター募集をしましたら、何回か住まい講座に参加して下さっているT様からご依頼がありました。
住まい講座の時から、購入した新築の分譲マンションでいかにして暮らしていくかという相談を伺っていました。
今回は内覧会という日に合わせて前半は新しいお住まい、後半は今のお住まいを見せて頂き、新しいお住まいの使い方についてアドバイスしてきました。
目次
LDKには収納が少ない
一般的なマンションはLDKをできるだけ広くするために、収納スペースが「無い」ことが多いです。
代わりに近接した和室などの区切られる部屋に押入やクローゼットが設けられていることが多いですね。

内覧会にて拝見したダイニング
こちらはキッチンの正面、ダイニングスペースの写真です。
収納ができるスペースは「ダイニング奥の壁面」と「カウンター下」となるでしょう。
奥行や幅、家具の配置によって変わりますが一般的なマンションの間取りではこの2か所が主になっていると思います。
ダイニング奥に収納を設けるとしたら・・・
おすすめのひとつはデスク収納。
お子さんが小学生になったら宿題用に、普段は大人がPCを使ったり、書類を置いたりするスペースになると便利です。
ただし、ダイニングテーブルが間に入るので、リビングで頻繁に使う物やストックする物が入ると使いにくくなります。
ダイニングやデスク収納で使う物、を前提に収納計画することがオススメです。
写真は「コラベルがある暮らし」の家のダイニング収納で、上部の中央は食器を収納する吊戸棚。
でも下部はダイニングで作業をするときのプリンター収納ワゴンや引き出しなどを配置しています。
ダイニングで必要な機能を満たす収納があるととても便利です。

写真は食器や書類など多岐に渡り収納できるダイニング収納
キッチンカウンター下に収納は設けられるか
ご家族の暮らし方を伺いましたら、以前講座の時にアドバイスした「ソファはリビングに置かない」方式を採用するとのこと。
お子さんが過ごすことが多くなりそうなリビングに対して、おもちゃを置く場所、書類などを置く場所も少なそう。
もしダイニング奥に壁面収納を設けたとしても、そこにおもちゃやリビングで使う物を収納するのは遠い。
キッチンカウンター下に収納を設けるにしても、ダイニングテーブルや椅子を動かさないと収納したものを取り出せないことも多いので「使える収納」か否かを自分で知ることも大事です。

インテリア相談で拝見したお手持ちの収納
そこでオススメしたのがお手持ちの家具。
なんと扉を手作りされた収納だそうです。
それなら、この収納を置いてみて、収納できるかできないか
すっきり感を感じるか否かを試してみましょう。
ダイニングテーブルの配置は?
とても景色の良いT様邸のダイニング。
だからこそ、窓面を見て家族が食事をしたらどうかな、とオススメしました。
一般的なダイニングテーブル配置はキッチンカウンター下部にダイニングテーブルの短手をつける、
カウンターに垂直に配置することが多いようですが、平行にすることでカウンター下部の収納も使いやすくなると思います。
これも試してみてください、とお伝えしました。
ダイニングの使い方のまとめ
今回のご相談のアドバイスを一枚にまとめてみました。

インテリア相談のアドバイスまとめ
「インテリア相談」はご自宅に訪問して住まい相談を伺います。(2時間/相談料10,000円)
将来的な新築・リフォームのご相談、家具のレイアウト、カラーコーディネート、収納についてのアドバイスを行います。無理にリフォームを勧めたりすることはありません。
詳しくはインテリア相談依頼のページをご覧ください。
